参加したのは、県外観光客向けの「あったか高知踊り子隊」。事前に予約し、高知市役所前で受付後、練習開始。スタッフの方が優しく丁寧に教えてくれるので、1時間半程度の練習で振り付けを覚えることができました。
土佐和紙の法被に着替えたら、いよいよ本番!まずは高知城演舞場へ。ステージに上がる経路はスロープで、車いすでも安心して移動できました。
次は、大通りを歩行者天国にした全長約350メートルの追手筋本部競技場。今回は、電動車いすを自分で操作しながら、少しずつ進みながら踊りました。チームの一体感や祭りのエネルギーを全身に浴び、元気と自信をもらい気持ちは「高知にぞっこん」!
あったか高知踊り子隊参加は、事前予約がおすすめ。(毎年6月中旬ぐらいに募集)
あったか高知踊り子隊実行委員会(高知市旅館ホテル協同組合内)
電話番号 088-823-5941
FAX 088-824-2048
詳細は高知県旅館ホテル生活衛生同業組合ホームページ
http://www.kochinoyado.or.jp/index.html
地元ガイドによるまち歩きガイドがあり、歴史散策コースをはじめ、牧野富太郎コースなどがありますが、今回は車いすで行きやすい場所を案内してもらいました。集合場所の地場産センターは階段のみになるので、観覧はしませんでしたが無料で見学できます。
江戸時代末期の文久2(1862)年、坂本龍馬が土佐藩を脱藩した1か月後、現在の高知県高岡郡佐川町で酒造と雑貨を営む裕福な商家の一人息子として生を受けた牧野博士。
牧野博士が実際に勉学した名教館をはじめ育った町並みや、牧野博士の生い立ちのお話をガイドさんから聞くことができました。
町並みのすぐ近くには、まちまるごと植物園事業の中核となっている「牧野公園」に、春にはソメイヨシノ、早春にはバイカオウレンを見ることができます。
道中は、歩道がなく車両も多く通行するので注意が必要ですが、多目的トイレを設置している施設も多数あり。
まち歩きガイドは、各コース有料です。
受入は、1名から、3日前までに予約が必要です。
お問合せ先は、一般社団法人さかわ観光協会 0889-20-9500
佐川町を愛媛県方向に進むとお隣、越知町。木々に囲まれた横倉山自然の森博物館。ここは、牧野博士が実際に調査した場所横倉山であり、館内にはスケッチなども展示されています。また、世界的な建築家、安藤忠雄氏によって設計された高知県内唯一の建物も見どころ。
館内はエレベーターとスロープで移動でき、車いすはもちろんベビーカーでも安心して見学できます。見るだけでなく、タッチコーナーもあるので、小さなお子さんや視覚障害のある方も触って楽しめます。
越知町にある浅尾(あそお)沈下橋は、清流仁淀川にかかる全長約121メートルの沈下橋で、アニメ映画「竜とそばかすの姫」や、映画「県庁おもてなし課」、「君が踊る、夏」などのロケ地にもなった場所。駐車場(無料)は、橋の横にあるので橋まではすぐにたどり着けます。初めての沈下橋に降り立ってみると・・・清々しい空と山と川、そして空気! 川の中では鮎釣りをしている方もおり、のどかな時間が流れ暑い夏が爽快に!
橋のヘリは少し盛り上がっているので転落の危険性は多少軽減されますが、地元の生活道でもあるので、十分注意してください。
高知市五台山の四国霊場第31番札所、竹林寺は、高知県立牧野植物園のすぐ近くにあります。境内への入口は 2カ所あり、事前に連絡すれば、段差のない西入口(普段は閉鎖)を開けてもらえるので、こちらから入ることをおすすめ。砂利など、車いすなどでの通行が難しい箇所は、お寺の方に声をかければ可能な限りお手伝いあり。札所ということで、普段からお身体が不自由な方の参拝も工夫して受け入れをしており、今回も安心して参拝できました。境内には、車いす対応トイレも完備。
高知県立牧野植物園は、「日本の植物分類学の父」と言われ、連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルにもなった植物分類学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する植物園。起伏を活かした約8ヘクタールの園地には、博士ゆかりの植物など3,000種類以上が季節を彩り、自然の中で植物と出会う喜びを感じることができました。
今回は、事前にガイドさん(有料)を予約し、園内の様々な花や草木のことを説明してもらい、普段知ってる草木が牧野博士と繋がりがあることを知ることができました。ガイドさんの声は、ワイヤレスガイドシステムを通じて、参加者に配られたイヤホンから聞くことができ、少し離れていたり、耳が遠い高齢の方などにも嬉しいサービス。また、当日のガイド方は簡単な植物の名前を手話で表現でき、教えていただきました。
園内は、勾配のある坂があるので車いす利用の方は介助者同伴がおすすめ。
多目的トイレも多数あるので、園内マップで確認することをおすすめ。