旅の情報サイト 高知のバリアフリー観光:Kochi Barrier-free Tourism

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モニターツアーレポート

高知市内周遊お手軽コースモニターツアーレポート

高知県立牧野植物園

写真:高知県立牧野植物園1

ジオラマで植物園のある五台山を再現

写真:高知県立牧野植物園2

リアルさに驚く牧野富太郎の部屋

写真:高知県立牧野植物園3

温室内は車いすでは行けない箇所もあるが、珍しい植物や花の香りに包まれる

ガイドさんの対応は笑顔で丁寧。説明を聞きながらまわると、視点が変わって気づきが多く、植物に対する理解もより深まります。また、シアターや牧野富太郎の部屋の再現セットなど、見応えがある展示も多いので、屋内エリアだけでも十分楽しめます。この日は天候が悪く行けませんでしたが、「こんこん山広場」は車いすやベビーカーでも展望台まで行ける箇所があるとのこと。ぜひ訪れたいポイントです。また、新設の多目的トイレには、緊急時に事務室に通報できるインターホンも設置されているそうです。注意する点としては、やはり屋外エリアが多いので、季節にもよりますが、幼児やお年寄り、体温調整が難しい障害の方の暑さ寒さ対策や、雨の日の対策。車いす、傘の貸し出しも利用可能です。

昼食

写真:昼食1

車いすのまま藁焼き。串が意外と重いので落とさないように

写真:昼食2

お昼時は混雑するので少し時間をずらすとよい

桂浜までの道中にある「かつお船」で昼食をとりました。こちらのお店では、かつおの藁焼き体験をすることができます。店内は車いす利用可能で、段差もなく、車いすのまま体験ができるのが魅力です。事前に電話で来店の旨を伝える必要がありますが、対応も明るく親切! ただ、車いす対応トイレは設置されていないので注意が必要です。また、団体旅行のお客さんも多いので、時間帯によっては対応していただけないことがあるかも知れません。前もって確認しておくことをおすすめします。

桂浜公園

写真:桂浜公園1

砂浜では「JINRIKI」が大活躍

写真:桂浜公園2

ウミガメへの餌やりはスリル満点

写真:桂浜公園3

一帯は遊歩道が整備されている

車いす専用駐車場、多目的トイレも整備されている桂浜公園。龍馬像、浜辺までは車いす用スロープコースが整備されており、高齢者や赤ちゃん連れの家族も利用しています。浜に降りると、多目的トイレが2箇所、車いすで利用できる電話ボックスもあります。傾斜のきつい箇所や砂浜では、けん引式車いす補助装置「JINRIKI」を車いすに装着。移動のサポートに大活躍しました。公園内には、桂浜水族館もあり、ウミガメやペンギンへの餌やり、アシカショーを楽しむことができます。館内からアシカショーの会場に直結している通路には階段(手すりあり)があり、車いすでは通れませんが、反対側からのルートはスロープになっているので移動が可能です。展示にはスタッフの愛情や来場者に楽しんでもらおうという工夫が感じられ、心が温かくなります。水族館館内のトイレは数段の段差ありの洋式トイレ。館の外側、入口のすぐ脇には多目的トイレがあり、利用がすることができます。

高知県立坂本龍馬記念館

写真:高知県立坂本龍馬記念館1

車いすでも見やすい高さに展示されている

写真:高知県立坂本龍馬記念館2

太平洋を臨むオーシャンビュー

写真:高知県立坂本龍馬記念館3

地下一階の展示室

建物も新しく、バリアフリー化されており、使いやすい施設です。駐車場は入口のすぐ脇にあり、屋根付きなので、雨の日も大丈夫。展示内容は龍馬ファン、歴史ファンにはたまらない、オリジナルな展示が多く、幕末の動乱をドラマチックに演出。多くの方に訪れていただきたい施設です。スロープが急な箇所がありますが、スタッフに声を掛ければお手伝いしてもらえるようなので、事前に連絡をしておくとよいです。一面のオーシャンビューを味わうことができます。

ひろめ市場

写真:ひろめ市場1

ひろめ市場の正面入口

写真:ひろめ市場2

今日は1日お疲れ様でした!

最後の締めはひろめ市場! 地元民にとっては気軽に行くことのできる馴染みの場所であり、観光で訪れる方にとっては、他では体験できない地元の食を楽しめて、しかも見知らぬ人との交流も楽しめる、貴重な場所です。また、屋台村のような雰囲気も、どこか異国情緒を感じる独特な空間となっています。場内は開けたスペースになっているので、車いす、ベビーカーも通行可能。また、障害者用トイレや授乳室、案内所もあり、様々な困りごとにも臨機応変に対応してくれます。利用方法は、まず座席を確保、気に入ったお店で飲み物や料理を買い、席に戻って、「乾杯(いただきます)!」です。