旅の情報サイト 高知のバリアフリー観光:Kochi Barrier-free Tourism

高知県バリアフリー観光相談窓口
☎︎ 088-824-0227 / 090-1329-2939
9:00~17:30 ※年末年始は除く

モニターツアーレポート

観光列車で行く!高知の歴史と文化を味わうコースモニターツアーレポート

海洋堂 Space Factory なんこく

写真:海洋堂 Space Factory なんこく1

ソフビフィギュアの生産現場を間近で見学

写真:海洋堂 Space Factory なんこく2

スタッフ指導のもと、フィギュア選び、土台作り、色塗り、と進めていきます

写真:海洋堂 Space Factory なんこく3

箱に入れて完成!

令和3年3月、ものづくりの発信拠点としてオープンした海洋堂 Space Factory なんこく。世界に誇るフィギュアの展示はもちろん、フィギュアの生産現場を見学できるファクトリーや、ジオラマ作成などができるものづくり体験コーナーもあり、車いすのまま体験できます。スタッフの方の楽しいトークとジオラマ作りの面白さに、時が経つのも忘れてしまいました。入館料無料で楽しめるバリアフリーな施設です。

ヤ・シィパーク

写真:ヤ・シィパーク1

景観に配慮した津波避難タワー。普段は展望台として活用されている

写真:ヤ・シィパーク2

避難タワーからの眺め。美しい太平洋が見渡せる

写真:ヤ・シィパーク3

南国感あふれるレストラン。入り口もフラットで車いすでも入りやすい

太平洋に面した開放感たっぷりのビーチサイド。砂浜に続く木の散歩道もあり、穏やかな波、綺麗な芝生とヤシの木が並ぶ場所で、まるで南国リゾートにいるようなのんびり気分が味わえます。広い海を眺めながら、併設の道の駅で買った地元の新鮮な食材や軽食を楽しむのもあり。レストランも数軒あり、気分に合わせて色々な過ごし方ができます。

高知城

写真:高知城1

砂利道や凹凸のある急な坂道が続きます

写真:高知城2

二の丸からは天守が間近に見えます

写真:高知城3

下り道も慎重に進んでいきます

初代土佐藩主山内一豊が創建して以来400年以上もの歴史を持ち、日本100名城にも選定されている高知県のシンボルです。廃城令や太平洋戦争などを免れ、天守と御殿含む本丸が築城当時のまま完存されているのは日本で唯一であり、とても貴重なお城です。砂利道や急な坂道が続くため、登りたい場合にはノーパンクタイヤ車いすとJINRIKIを借りるのがベスト。今回は牽引もボランティアの方にお願いしました。

日曜市

写真:日曜市1

珍しい逸品も多く立ち並ぶ

写真:日曜市2

買ったその場で美味しくいただきます!

写真:日曜市3

カラフルな田舎寿司

地元の人や観光客に300年以上愛され続ける日本最大級の街路市。約300店が高知城城下全長約1キロにわたって軒を並べ、ご当地グルメや新鮮な特産物、お土産はもちろん、植木や土佐打刃物など様々なものが売られています。高知の伝統や温かい日常、豊かな食文化を存分に堪能することができます。混雑時には若干通りにくさもありますが、道路に段差はなく、商品は車いすでも見やすい高さに陳列されています。

こうち旅広場

写真:こうち旅広場1

高知駅前にそびえ立つ三志士像

写真:こうち旅広場2

高知県内最大の観光案内所

400種類以上の観光パンフレットが揃う高知県内最大の観光案内所です。 手荷物一時預かり、周遊観光バスや路面電車等のチケット販売など、様々なサービスも受けることができます。敷地内にある“三志士像”は人気のフォトスポット。バリアフリートイレも完備されています。

志国土佐 時代の夜明けのものがたり

写真:志国土佐 時代の夜明けのものがたり1

黒船をモチーフとした絢爛な車内

写真:志国土佐 時代の夜明けのものがたり2

事前予約制のお料理も楽しみの一つ♪

写真:志国土佐 時代の夜明けのものがたり3

沿線の駅ではおもてなしがたくさん!

JR高知・窪川駅間を土休日を中心に1日1往復運行し、車窓からは仁淀川や安和海岸などの絶景を、停車駅では地場産品の購入や地元の方々とのふれあいが楽しめる観光列車です。坂本龍馬や幕末の志士たちが駆け抜けた激動の時代がコンセプトになっており、新しい時代の夜明けや黒船・宇宙船がモチーフの車内のデザインが特別な世界観を作っています。座席は固定席で、座席への移動が可能な場合は、移乗できますが、車いすのまま乗車することも可能です。今回は座席への移乗が難しかったため、車いすのまま席に着きました。高知発の下り便に乗車の場合、進行方向と逆向きにはなりますが、スペースに問題はありません。トイレは狭いので車いす利用者は高知駅で済ませておくと安心でしょう。

四万十川学遊館あきついお

写真:四万十川学遊館あきついお1

階上へはリフトで

写真:四万十川学遊館あきついお2

至る所にあるミニクイズ。なかなか難しい!?

写真:四万十川学遊館あきついお3

標本の数と種類に圧倒される

四万十川流域の生き物たちに触れられる、昔ながらのレトロな自然博物館。トンボ標本3000点を展示した「とんぼ館」と、アカメなど約300種の淡水・汽水魚を飼育展示する「さかな館」から成っています。清流四万十川の豊かな水で育ったユニークな生き物たちにたくさん出会えるチャンスです。貸出用車いすもあるので、長時間の歩行が難しい方でもゆっくりと楽しむことができます。

四万十の碧

写真:四万十の碧1

スタッフの方に車いすのまま持ち上げてもらい乗船します

写真:四万十の碧2

沈下橋が見えてきました!

写真:四万十の碧3

入口や窓が大きいので、季節や天気を問わず美しい自然が味わえます

秘境のような高知の大自然の中、屋形船に乗って四万十川を下る観光遊覧船。ゆったりと穏やかに流れる四万十川ですが、大きなS字を描くような蛇行があるからこそ変化に富んだ遊覧コースを楽しめます。遊覧中、四万十川観光の象徴でもある沈下橋「三里沈下橋」をくぐって屋形船から満喫できるのも醍醐味です。雨天でも美しい四万十川に感動しました。完全なバリアフリー施設ではありませんが、マンパワーで車いすでも屋形船体験を可能にしています。

海洋堂ホビー館

写真:海洋堂ホビー館1

どんなフィギュアが出てくるかお楽しみ!

写真:海洋堂ホビー館2

介助者がいれば昇り降り可能です

写真:海洋堂ホビー館3

見どころたくさんで写真撮影にも熱が入ります

世界的フィギュアメーカー「海洋堂」の創業者が建てた唯一無二のミュージアム。廃校になった小学校の体育館を改築して作られたホビー館には、プラモデルや仏像、フィギュアなど、様々なジャンルのコレクションが約8000点以上展示されています。高知県出身漫画家の漫画や映像を集めた「漫画・映像コーナー」もあり、奇想天外な“フィギュアの聖地”を存分に楽しめます。家庭用エレベーターやスロープの設置など、随所にバリアフリーの工夫がされているので、細かいところまでじっくり見学することができ大満足でした。

海洋堂かっぱ館

写真:海洋堂かっぱ館1

入口からフラットです

写真:海洋堂かっぱ館2

スロープは少々勾配がきつめです

写真:海洋堂かっぱ館3

かっぱに囲まれ遊び心が刺激されます♪

「四万十川カッパ造形大賞」に応募されたカッパ造形作品常時約550点が展示されたミュージアム。カッパが住んでいそうな四万十の山奥の中、同じくかっぱ館館長の “故郷の地域活性化を”という思いから「自然との触れ合い」をコンセプトに建設されました。かわいいカッパから怖いカッパまでズラリと並び、遊び心満載で摩訶不思議なカッパの世界を楽しめます。童心に帰ってカッパの世界に浸ってきました。1号館は少し勾配のきついスロープが続くので、2階から1階に向かって見学する方が楽かもしれません。また、トイレがやや狭いので心配な方は海洋堂ホビー館(車で3分)に併設されているトイレを利用するといいでしょう。