旅の情報サイト 高知のバリアフリー観光:Kochi Barrier-free Tourism

高知県バリアフリー観光相談窓口
☎︎ 088-824-0227 / 090-1329-2939
9:00~17:30 ※年末年始は除く

モニターツアーレポート

「みんなが主役」やなせたかしさんのルーツにふれるツアーモニターツアーレポート

JR四国アンパンマン列車

写真:JR四国アンパンマン列車1

乗車前に、JR高知駅2階の「アンパンマン列車ひろば」を楽しむ

写真:JR四国アンパンマン列車2

列車内はアンパンマンとなかまたちがいっぱい!

写真:JR四国アンパンマン列車3

JR土佐山田駅では、アンパンマンたちがお出迎えしてくれる

JR土讃線には「きいろいアンパンマン列車」と「あかいアンパンマン列車」があり、車両がアンパンマンデザインの特別な列車です。どちらも一号車にはアンパンマンシートがあります。車両は、天井や床・窓にも、アンパンマンのなかまたちがたくさん。座席の一つひとつが異なるデザインで、子どもたちは釘付けになっていました。家族4人で座席を向かい合わせにして、車内のデザインを見たり、車窓から景色を眺めたりして楽しみました。窓のロールカーテンを下げると、なんとそこにもアンパンマンとなかまたちが!子どもたちも大喜び!家族でアンパンマンたちの名前を呼んでいました。子どもも大人も一緒に楽しめる列車旅になりました。
アンパンマン列車はHPで運行情報を確認できます。※アンパンマンシートは指定席です

きっぷに関するお問い合わせ:JR四国電話案内センター
電話番号:0570-00-4592
営業時間(年中無休)8:00~19:00(通話料がかかります)
URL:https://www.jr-eki.com/aptrain/index.html

龍河洞

写真:龍河洞1

ライトアップされた鍾乳洞内はとても美しい

写真:龍河洞2

サポートしていただいたトラベルヘルパーさんと記念写真を撮影

写真:龍河洞3

洞窟の出口近くに、自動販売機や無料で座れる休憩所がある

香美市の龍河洞は、日本の三代鍾乳洞としても有名な、静穏で美しい洞窟です。洞内では、自然の力で形成されたさまざまな形の石灰岩が美しくライトアップされています。弥生時代の生活跡が残された場所もあり、龍河洞の長い歴史を感じることができます。
今回のツアーでは、トラベルヘルパーが同行し、必要に応じてサポートも受けられました。洞窟内の階段などを登ったり、狭い道をしゃがみながら通ったりするのは大変ですが、そのぶん鍾乳洞を出たときには達成感を感じられます。
鍾乳洞内の通路は幅が狭く階段も多いため、車いすでは入れません。かわりに、鍾乳洞手前にある龍河洞情報館では龍河洞紹介DVDを楽しめたり、高知県内各地の観光情報を紹介しています。

事前にお聞きしたいことがありましたら、高知県バリアフリー観光相談窓口までお問合せください。
龍河洞についての情報は下記公式ホームページをご覧ください。
URL:https://ryugadou.or.jp/

香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)

写真:香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)1

まるで絵本の世界に入り込んだかのようなアンパンマンワールド

写真:香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)2

地下では作中に登場するアイテムに触れることができる

写真:香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)3

アンパンマンミュージアムの建物横にはジャイアントだだんだんが!

香美市は、アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんの出身地です。香美市立やなせたかし記念館には、「アンパンマンミュージアム」、「詩とメルヘン絵本館」、「別館」の3つの建物がありますが、今回はアンパンマンミュージアムを訪れました。
「アンパンマンミュージアム」地下1階にはアンパンマンワールドの立体展示物が並び、体感しながら展示を楽しむことができます。また、4階のやなせたかしギャラリーでは、やなせさんの絵をじっくりと鑑賞することができます。静かで落ち着いた場所で奥深さを感じさせる数々の作品に囲まれ、大人でもずっと絵を見ていたくなるくらい、素敵な時間を過ごしました。
館内はベビーカーの使用はできませんが、障害など困りごとのある場合は受付で個別に対応しています。

問い合わせ先:香美市立やなせたかし記念館
電話番号:0887-59-2300
URL:https://anpanman-museum.net/

やなせたかし朴ノ木ほおのき公園

写真:やなせたかし朴ノ木公園1

やなせたかしさんの思いを感じながら落ち着いた時間を過ごした

写真:やなせたかし朴ノ木公園2

墓地でありながらやなせさんの詩碑やベンチなどもあり、やなせさんが幼い頃に過ごした自然と触れ合える場所

アンパンマンミュージアムよりさらに香美市の奥へと進んだところにある、やなせたかし朴ノ木公園。ここには、この地名の由来でもあり、やなせさんが植樹した朴の木とともにやなせたかしさんご夫婦の墓碑があります。やなせさんの生前の希望で、やなせさんの生家のあったこの場所に、お二人は眠っているのです。
公園は山や田畑に囲まれて牧歌的で、そんな風景の中にアンパンマン・ばいきんまんの石像や、やなせさんの詩が刻まれた詩碑があります。その詩からは、やなせさんがアンパンマンに込めた思いや、世界観を感じられます。
公園へは、近くで車から降り、電動カートで坂を登って行きました。坂道ですが、電動カートを使うことで足腰の負担を軽減しながら観光することができます。
※駐車場は徒歩5分ほどの場所にあります

問い合わせ先:香美市立やなせたかし記念館
電話番号:0887-59-2300
URL:https://anpanman-museum.net/guide/detail07.html
※この施設では、電動カートの貸し出しは行っていません

高知県立のいち動物公園

写真:高知県立のいち動物公園1

かわいらしいニホンリスを前に家族で笑顔に

写真:高知県立のいち動物公園2

ハイエナと近い距離で見つめ合う子どもたち

写真:高知県立のいち動物公園3

広い園内でのびのび暮らす動物たちを見ることができる

高知県立のいち動物公園は、香南市野市町にある動物園です。温帯・熱帯の森、アフリカ・オーストラリアゾーン、ジャングルミュージアム、子ども動物園と、5つのエリアに分かれ、約100種1400点の動物たちがのびのびと暮らしています。動物への配慮や自然の景観を活かすため、園内は広く坂道もあり、ここでも電動カートを活用することで、子ども達と同じペースで園内を周遊することができました。
動物の姿が見えると、子どもたちは柵に駆け寄り、興味津々で観察。ブチハイエナやグラントシマウマといった体の大きな動物から、ニホンリスなどの小さな動物まで、さまざまな動物を近い距離で見て楽しみました。
園内ではベビーカーのレンタルもあり、家族でゆっくりと見てまわることができます。

問い合わせ先:高知県立のいち動物公園
電話番号:0887-56-3500
URL:https://noichizoo.or.jp/
※この施設では、電動カートの貸し出しは行っていません

廓中ふるさと館

写真:廓中ふるさと館1

名物のちりめん丼やなす料理を堪能

廓中ふるさと館は、江戸時代の武家屋敷が残る安芸市土居廓中にある食事処です。安芸市の名産である“なす”を使った料理や、安芸市のご当地グルメのちりめん丼などを食べることができます。
今回は一番人気の「かき揚げちりめん丼」、「お子様ちりめん」、「元祖なすカレー」を注文しました。カレーはピリ辛で、少し大人向けの味かもしれません。ボリュームたっぷりの美味しいご飯で、お腹いっぱいになりました。
駐車場はお店のすぐ前で、障害のある方や子ども連れ、高齢者もお店に入りやすいです。ドアは自動ドアなので車いすでも店内に入りやすい作りになっています。座席はテーブル席、座敷席の両方があります。

問い合わせ先:廓中ふるさと館
電話番号:0887-34-0701
営業時間:9:00~16:30(食事11:00~ ラストオーダー14:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は営業)、木曜日、金曜日

伊尾木洞

写真:伊尾木洞1

日常とはかけはなれた神秘的な空間

写真:伊尾木洞2

洞窟の中には川があり、その横に道が通っている

伊尾木洞は、約300万年前の周辺がまだ海だった頃、波の侵食によりつくられた、天然の海蝕洞です。長さ約40メートルの洞窟の中には川が流れ、天井から降ってくる水滴が波紋を作って静かな美しさを見せてくれます。ひんやりとした空気や湿気などから、全身で自然を感じられます。洞窟の先には緑に覆われた渓谷が続いており、さらに奥まで歩いて進むことも可能です。ここにはシダの群落があり、そのすべてが国の天然記念物に指定されています。まるで映画のような風景に、大人も子どもも見惚れました。
道は自然のままの岩で足場が悪いため、車いすは入れません。しかし、洞窟を少し歩いただけで雄大な景色を目にすることができるため、少し歩ける場合や介助者の同行が可能な場合はおすすめです。
第一駐車場にある観光案内所では、公衆トイレと各サイズが揃った長靴貸出コーナーが併設されており、無料で使用できます。ヘルメットも貸し出し可能。事前に申し込めば、有料のガイドが同行してくれます。

問合せ先:安芸市観光協会(有料ガイド申込みはこちらから)
電話番号:0887-35-1122
URL:https://www.akikanko.or.jp/

海洋堂Space Factoryなんこく

写真:海洋堂Space Factoryなんこく1

エントランスには高さ4メートルを超える大型フィギュアモニュメントが!

写真:海洋堂Space Factoryなんこく2

1階奥ではミニチュアのゴジラが南国市街を壊している!攻撃して街を守るんだ!

海洋堂Space Factoryなんこくは南国市にある「海洋堂高知」が運営する施設です。海洋堂のソフビフィギュアを生み出している工場の様子やこれまでの作品を見学できたり、塗装や模型のワークショップ体験ができたりと、ものづくりの楽しさを体感できる施設です。
工場内には、見たい場所のボタンを押すとズームアップして見ることができる仕掛けがあり、子どもたちはいくつもボタンを押しては、作業している様子を熱心に見ていました。展示されているフィギュアは大人にとっては懐かしいものも多くあります。展示には説明文もついており、聴覚に障害がある方なども楽しめます。
館内は車いすや電動カート、ベビーカーなどの利用も可能です。

問合せ先:海洋堂Space Factoryなんこく
電話番号:088-864-6777
URL:https://kaiyodo-sfn.jp/
※この施設では、電動カートの貸し出しは行っていません

ひろめ市場

写真:ひろめ市場1

机いっぱいに料理を並べて食事。その美味しさにみんな大満足

写真:ひろめ市場2

やっぱり高知といえばカツオのたたき!タレ味と塩味がある

ひろめ市場は、飲食店や鮮魚店、精肉店から、お土産屋や洋服屋まで様々なお店の立ち並ぶ市場です。市場内にはたくさんのテーブルと椅子が設置されており、市場内で購入した食べ物や飲み物を楽しむことができます。地元の人に長く親しまれ、観光地としても人気のため、いつも大賑わい。基本、相席するようになっているので隣の人との距離も近く、県内外からやってくる様々な人と気楽に話すこともできます。
ここでは、海の幸から山の幸まで、高知の名物をいただきました。特にカツオのたたきは美味しいと大好評!好きなものが選べるので、苦手なものやアレルギーなどがある方でも楽しめます。
食べ終わったあとは席に食器を置いておけばスタッフさんが片付けてくれます。

問合せ先:有限会社ひろめカンパニー
電話番号:088-822-5287
URL:https://hirome.co.jp/

高知城

写真:高知城1

電動カートとベビーカーで二ノ丸へ上がる。追手門からではなく、搦手(からめて)門からのルートがおすすめ

写真:高知城2

天守内には、高知城に関する説明パネルや音声ガイド付き動画も上映されている

写真:高知城3

天守からは高知市街地を一望できる

高知の街を見下ろす高知城。実は、本丸御殿が天守に接続する形式を残すのは、全国でも高知城だけ。さらに、天守と追手門が両方現存するのは、高知城含め3城のみです。そんな高知城、今回は二ノ丸まで電動カートとベビーカーで登りました。また、旅行支援のスタッフがついて歩き、急な階段を上るのをサポートしました。
天守を登る道中には、高知城に関する解説のパネルがたくさんあり、聴覚に障害のある方も楽しむことができます。石落としなどもしっかり残っているので、大人も子どもも興味津々の様子で見学していました。天守の最上階からの景色は壮観。家族みんなで360度のパノラマを楽しみました。
身体に障害のある人など、天守に登れない場合でも、電動カートやJINRIKIを使い車いすで二ノ丸まで上がることができますが、坂道や舗装されていない園路が多いため、介助者の方と一緒に行くことをおすすめします。

高知城問い合わせ先:高知城管理事務所
電話番号:088-824-5701
URL:https://kochipark.jp/kochijyo/
※この施設では、車いす、JINRIKI、電動カートの貸し出しは行っていません
※シニアカー等、重量がある電動カートは通行することができません

車いす・JINRIKIレンタルについての問い合わせ先:タウンモビリティステーションふくねこ
電話番号:080-3923-2939(11時~16時、定休日水曜日※年末年始は除く)
URL:https://fukuneko-k.com/fukuneko/town_mobility.html

日曜市

写真:日曜市1

地元産の農作物や食品などが販売されている街路市を電動カートで見て回った

写真:日曜市2

活気のある雰囲気を感じ、思わず笑顔に

高知城の追手門から東へ延びる追手筋で、毎週日曜日、街路市が開かれます。出店数は約350店舗、市の長さは約1キロメートルで、終日路上で開かれる市としては日本一の規模を誇ります。野菜や果物のお店から土佐打ち刃物など工芸品のお店まで、その種類は様々。
そんな日曜市を電動カートとベビーカーで回りました。道の両側に店舗がありますが道幅が広いので、ベビーカーや電動カートであっても譲り合って進むことができます。
子どもたちは、高知名物の文旦ジュースを買って美味しくいただきました。その後みかんも購入。お店の人とも笑顔でやりとりをしました。聴覚に障害のある方はお店の方とスマートフォンの文字起こしアプリで会話する場面もありました。居るだけで独特の雰囲気を感じられるので、障害の有無に関係なく楽しめる場所です。

問い合わせ先:高知市商業振興・外商支援課街路市担当
電話番号:088-823-9375
URL:https://www.city.kochi.kochi.jp/site/gairoichi/
※ここでは、電動カートの貸し出しは行っていません

桂浜公園

写真:桂浜公園1

「うみさち」では貝や海鮮を使ったラーメンをお昼ごはんに

写真:桂浜公園2

太平洋を目の前に高知らしさをたっぷり感じることができる

写真:桂浜公園3

龍馬の顔がこんなに近くに!

よさこい節にも登場する桂浜公園。景色はもちろん、海風や波の音、潮の香りなど美しく雄大な太平洋を五感で感じることができます。また、有名な坂本龍馬の銅像があり、歴史好きの方にもおすすめです。商業施設エリア「桂浜 海のテラス」がリニューアルオープンし、高知の美味しい食べ物やお菓子、桂浜グッズや龍馬グッズなど、食事や買い物も楽しめます。今回はその中の「うみさち」で海の幸をふんだんに使ったラーメンを食べてから、電動カートで龍馬像に向かいました。
道中、青い海に感激しつつ、龍馬像に到着。龍馬像近くで「龍馬に大接近」というイベントが開催されており、龍馬の顔の高さまで登れるやぐらに上がり、記念写真を撮りました(このイベントは毎年実施予定)。
一部傾斜のきつい坂がありますが、電動カートでスイスイ進むことができました。
リニューアルした「桂浜 海のテラス」はトイレも広く、車いすの方や子ども連れの方でも安心です。

問い合わせ先:桂浜公園管理事務所
電話番号:088-841-4140
URL:https://katsurahama-park.com/
※この施設では、電動カートの貸し出しは行っていません
※「龍馬に大接近」のイベントの開催は年2回(春:4月上旬〜5月下旬頃、秋:9月中旬〜11月中旬頃)

桂浜水族館

写真:桂浜水族館1

トドたちがトレーニング中、プールから飛び出して観客席まで!

写真:桂浜水族館2

ペンギンの餌やり体験はドキドキするけどとっても楽しい!

写真:桂浜水族館3

ふれあい体験だけでなく、生きものたちのいきいきとした姿を見ることもできる

桂浜公園内にある桂浜水族館は、驚くほど近い距離で生きものを見ることができる施設。現在はショータイムを廃止していますが、トレーニングは不定期に行っており、サプライズ的にトドやアシカがステージから出てきて、目の前で披露してくれるさまざまなパフォーマンスを鑑賞することができます。
今回はトドのトレーニングに遭遇。水からジャンプして一回転したり、陸に上がって観客に近づいたり、2頭のトドがたっぷりとみんなを楽しませてくれました。さわれそうなくらい近づいてきてくれたトドに子どもたちも大喜び!
他にも、各種エサやり体験や、水槽の魚の鑑賞など、さまざまな楽しみ方があります。
水族館の中は、電動カートが乗り入れ可能です。骨の標本などが公開されている2階の展示室へは階段のみですが、それ以外の場所は車いすやベビーカーでも周遊することができます。

問い合わせ先:桂浜水族館
電話番号:088-841-2437
URL:https://katurahama-aq.jp/
※この施設では、電動カートの貸し出しは行っていません