旅の情報サイト 高知のバリアフリー観光:Kochi Barrier-free Tourism

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モニターツアーレポート

キャンプ場で四万十満喫コースモニターツアーレポート

大正町市場

写真:大正町市場1

ウェルキャブをレンタル

写真:大正町市場2

到着早々、魅力的なお店の誘惑についつい

写真:大正町市場3

ここの「くれ天」もどうしても

写真:大正町市場4

試食とあらば断るわけにもいかず

写真:大正町市場5

地元で獲れた新鮮な魚が並ぶ

高知駅前でウェルキャブをレンタルし、四万十方面に向けて出発。まず最初の目的地は中土佐町の久礼大正町市場。この日宿泊するオートキャンプ場ウェル花夢でBBQをすることになっているので、この際、久礼でカツオを仕入れ、藁焼きもやってしまおうという作戦です。約1時間のドライブを経て、昔懐かしい雰囲気の久礼の町に到着。こちらの市場は大正時代の火災の際、天皇から復興費が届けられたことから「大正市場」と呼ばれるようになったとのこと。狭い区画に商店が建ち並び、散策するだけでも楽しい町です。市場の中や周辺は、車いすでも不自由なく移動できます。お店によっては入口が狭いこともありますが、みなさん気さくで親切な方ばかり。気を配ってくださるので移動が楽しい。ついつい買いすぎてしまうかも。小物や割れ物を扱っているお店もあるので、そこだけは注意が必要。トイレは近くの観光拠点ぜよぴあが使いやすいです。カツオの切り身も無事ゲット。

四万十オートキャンブ場ウェル花夢

写真:四万十オートキャンブ場ウェル花夢1

管理棟。右手奥はテントサイトになっている

写真:四万十オートキャンブ場ウェル花夢2

かわいい別荘のようなケビンが建ち並ぶ

写真:四万十オートキャンブ場ウェル花夢3

リビングは板張りで使いやすい

写真:四万十オートキャンブ場ウェル花夢4

仕入れてきたカツオを藁焼きに。藁は各自調達する必要がある

写真:四万十オートキャンブ場ウェル花夢5

日が暮れてからが冬キャンプ本番です

久礼を出発。途中、道の駅あぐり窪川に立ち寄り食材を調達。窪川には他にも食品量販店があるので、買い物が足りない場合は、そちらを利用することもできます。ここから四万十川に沿って1時間ほどドライブすると、四万十オートキャンプ場ウェル花夢に到着です。ウェル花夢は管理棟に車いす用トイレが設置されており、車いす利用者の受入経験も豊富、ケビン入口までの通路も段差がない作りになっています。場内にはうねりのある傾斜もあるので、車いす利用者の一人での移動は制限されますが、2020年の春から順次改修するとのこと。今後のバリアフリー化に期待が持てます。ケビン内部は、一階にお風呂とトイレ、リビング、和室、2階に和室の別荘タイプ。自然に囲まれて静かに過ごしたい方には抜群の環境です。BBQ(カツオの藁焼き)はポーチでどうぞ。

三島橋〜道の駅とおわ

写真:三島橋〜道の駅とおわ1

第二橋。冬なので川の水が少ない

写真:三島橋〜道の駅とおわ2

道の駅とおわに隣接するカフェで休憩

写真:三島橋〜道の駅とおわ3

ジップラインの予定コース

翌日は、四万十川沿いをしばしドライブし、四万十町の三島橋を見学。ここは中洲を隔てて第二橋もあるので、二つの沈下橋を渡ることができるお得な場所です。第一橋のほうは隣に土佐くろしお鉄道の鉄橋があり、鉄道ファンにも人気の撮影スポット。地元の方の通行を妨げないよう配慮しながら、しっかりと記念撮影をすませたら、さらに四万十川に沿って下ること約15分。次の目的地、道の駅とおわに到着です。
道の駅とおわは施設全体が身障者やお年寄りに配慮された作りになっており、広い車いす用トイレも設置されています。また地元の食材や土産物も品数豊富に販売されているので、店内をじっくりみて回る楽しみも。店内の通路は十分広く、車いす利用者も問題なく通ることができます。2020年春には四万十川を渡るジップラインが設置されるそうなので、ぜひチャレンジを!

土佐佐賀温泉こぶしのさと(令和4年1月4日から休業中)

写真:土佐佐賀温こぶしの里1

脱衣所入口は段差なし

写真:土佐佐賀温こぶしの里2

浴槽には手すりが設置されている

写真:土佐佐賀温こぶしの里3

レストランもスペースに余裕がある

道の駅 とおわから窪川方面に戻り、そこからさらに西の土佐佐賀方面へ。最後の訪問先、土佐佐賀温泉こぶしのさとまでは約1時間です。こぶしのさとは浴場までのアプローチや脱衣所などもバリアフリー化されており、使い勝手の良い温泉です。また、スタッフの方のさりげない気配りが感じられるので、利用していて気持ちがいい(もちろんお湯も)。障害の程度にもよりますが、車いすユーザーであっても慣れた介助者がいれば、簡易な福祉用具を持ち込んで浴槽に入れそうです。同じ建物内にはレストランもあり、お風呂上がりに食事をとることができます。レストランは地元の食材を使ったメニューも豊富で、車いすも机の下に収まります。我々も昼食をとって帰路につくことにしました。立ち寄ったお店や、施設の方のホスピタリティをたくさん感じることができたツアーでした。